もし、オタクをしていなかったら。

 

オタクをしていて思うことがある。

『オタクをしていなかったらどんな生活をしていただろう』

毎週末どこかに行くこともなく、自分や付き合いにお金を使って生きていたのだろうか。交通手段や、チケット代とかホテル代にお金を出さずに生きていたのか。人との付き合い方も違ったかもしれない。そう思うと、オタクをするということがいかにすごいことか、と思った。

 

オタクをしていなかったら、たぶん普通に学生をして普通に生きて普通に就職してたんだと思う。たぶん。普通が何かよくわからないけど、少なくとも全国各地には飛ばなかったと思う。

でも、オタクをする前の自分って、何が趣味だったんだろう?何を生きがいにしてたんだろう?何が楽しみで毎日生きていたんだろう?と思った。

オタクをしていたら、今週末は現場だから、とか、この雑誌の発売日は今日だから早く帰ろうとか、そう思えるけど。

何してたっけ?と不思議に思ってしまった。しかもあんまり思い出せない。

 

そもそも「何かを楽しみにして生きる」では、毎日が苦痛すぎるみたいだけど(苦痛だけど)でもそれでもオタクをしていなかった時の自分にも何か楽しみはあっただろう。それが思い出せないのだ。

そもそもなんでオタクをしていなかったのにお金がなかったのか謎すぎる。永久金欠。

何してたっけなあ。みんな、何を楽しみに生きてるんだろう。余計なお世話だろうけど、なんとなくそう考えてしまう。

 

わたしは週末の現場だったり、オタクと会って推しについて語ったり、そういう時間が楽しみで生きてる。それがなかったら干からびるかも。どっちも大事。

でもオタクをしていないみんなに言うと、「なんで?」と聞かれる。「なんで他には楽しみがないの?」と。

 

なんで?

なんでと聞かれてもわからない。それしかすることがないから?とか言われたらムカつくけど確かにそう。他に趣味もないし。

推しを見る。ただそれだけのために生きている気がする。それでもいいとわたしは思うけど。

楽しいことは楽しいし、理解してもらおうとは思わないし、わたしが楽しくて好きでやってるから、いいよね、って。

みんなには「よく飽きないね」って言われるけど、自分の好きな食べ物100回食べても飽きないでしょ?って言いたい。それと同じ。100回見ても飽きない。いつ見たって推しはかっこいい。もちろん世界で一番。

 

オタクをしてから自分の中での優先順位が明らかに変わったけど、チケットって発券した時にはもうタダかな?って気持ちだし、日本全国色々飛ぶのだって楽しい。観光もできるし、ご当地グルメだって食べられる。普通に生きてたらまず行かないところに、推しに連れて行ってもらってると思えば幸せ。

結果オーライだなと思う。

まあ、毎週末となると寝る時間があまり確保されなくてキツいけど…でも推しに会える方が勝るから仕方ないな。

 

付き合い悪くなったなと自分でも思うからそこは反省してるけど、でも飲み会にうん千円出すのもったいないって思うもん!!!!その金でバス乗れる!!!!!チケット取れる!!って思っちゃう。オタクと遊ぶときはそんなことあんま考えないのにね。あれ?

 

わたしがオタクやめたらこのブログ読みたい。なんて言うかな?ってか読める日、くる?そのためだけに書いたようなもんだけど…こなさそうだな。

 

まあもうしばらくは、推しに会えることを生きがいにして生きていきたい。